普通の猫よりちょっとぼろっとした感じの灰色の猫として、冒頭〜おばさん猫のシーン、ボール（舞踏会）、マジックシーンの寸前〜ラストに出ています。
通常の姿ではあまり目立つことのない猫ですが、にらめっこ直前にセンターで一声ソロ。そこが一番目立つシーン。登場は土管（横向きの方の穴）から。劇場猫 「アスパラガス」の姿は紹介の時のみです。第二幕、曲が流れ初めてちょっとすると上手から現れて下手側タイヤと土管の間に座ります。

歌の巧い方がやっていますので、やはりソロナンバーは聴き応えがあります。 疲れたおじいさん猫からグロールタイガーへの変身が見所です。
俳優さんによってガスの雰囲気が全然違います。ロンドン系のよぼよぼで今にも倒れそうなおじいさんから、殺しても死なないんちゃうか？というおじいさんまで（笑）。グロールタイガーになってからも、唸り方、吼え方が役者さんによって違いますので、それも楽しめます。

■飯田洋輔（東）
登場した頃は若さがそのまま声に出てしまっていましたが、現在では、昔はかっこよかったんだろうなぁという現在はよぼよぼになってしまったガスに。グロールタイガーとの差が激しく、観ていて引き込まれていきます。(08.5登場)
■キムスンラ/金森　勝（名/大/広/東）
よろよろの声で歌う今にも死にそうなガスとか、切なそうな表情は必見。よぼよぼのガスから呵々と笑うグロールタイガーへの変貌が好み。
■田島雅彦/田島亨祐（東）
ヨボヨボ感はありませんが、優しそうな、低い声で歌う素敵なガス。若い時はかなり頑固職人的な役者猫だったんだろうなぁと思えます。アスパラガスとしての登場以外のシーン（オーヴァチュアやボールなど）でもでっかい声で（笑）存在感があります。(05.9登場)
■村　俊英（名/大/静/仙/東）
彼のガスはあと10年は長生きしそう。声が低めでかっこいいです。
■渋谷智也（大/東）
これといって特徴がないのかも。グロールタイガーでは殺陣シーンから無声になる。声は意外と高め。