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 舞台用語、ダンス用語他、普段何気なく使ってる用語をちょっぴり解説中。
 間違いを見つけたらご連絡くださいませ。

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アダージオ/アダージョ あだーじお 音楽では「ゆっくり、ゆるやかに」という意味で、バレエでは跳躍のないパで構成されたエクササイズや女性が男性に支えられて踊る緩やかな踊りを指したりします。音楽がゆっくりとして叙情的な振付が多いです。キャッツではボールの中でのタンブルブルータスとカッサンドラのタイヤ上でのダンスがこちら。Adagio
アップ あっぷ (1)ウォーミングアップを略して言います。これをしないと踊ってる最中に「ぷちん」とかいいかねません。もっとも私の後輩はアップ中に「ぷつん」っていったらしいですが…(2)リズムを上に取る動きのこと。ビートをとる瞬間に身体または身体の一部を上に伸ばしてリズムを取ります。(⇔ダウン)
アドリブ あどりぶ 役者が芝居中、台本にない事をしゃべる事。せりふを忘れたり、忘れた人をフォローしたりするのに使われることもあります。四季では「アドリブなし」を謳っているのでハプニング以外ではお目にかかれませんが、劇団・団体によってはアドリブオンパレードな芝居もあり、リピーターの楽しみになっていることもあります。そういう場合だいたい初日よりも楽前の方が長く凝ってきます。
アラベスク あらべすく バレエのポーズのうちのひとつ。片足で立って、反対の足をまっすぐ後方に伸ばし、手は前後に伸ばすか前に伸ばしたポーズ。LKのセンターバレエで途中男女で足を上げてるのはアラベスク・パンシェのはず(体が前方に倒れているやつ)。元の意味はイスラムの、とかイスラム美術の装飾文様を示すようで、「唐草模様」と称されることが多いです。
某男性バレエダンサーの舞台で、片手に花束を持ったまま、舞台上からアラベスクで握手してもらうという貴重な体験をした友人がいます(笑)。
アンサンブル あんさんぶる ことばの意味そのままなのですが、厳密に言うと細かいので、(このサイトで言っているアンサンブルは)手っ取り早く言えば「主役、準主役」以外の出演者。公式サイトの出演予定者一覧に名前の出ない人。ダンスやコーラスで舞台を支えます。群舞や合唱やまとまって踊ったりとかそういうのを指すこともあります。通行人、その他大勢などのSomebody(誰か)ですらない“ノーボディ(nobody/誰でもない・名前もない人)”とも。個人的には、特にミュージカルに於いてはこの人たちがしっかりしてないと魅力が半減してしまう大事な役割と思っています。
アンダースタディ あんだーすたでぃ 代役のこと。通常出演者が病気等で休演したときに代わって出演します。同じ舞台中の他の役を演じながら学んだりすることもあります。四季の場合はひとつの役に対してキャストが何人かいますので、アンダースタディの人がそのまま代役で出てくることは少ないです。
暗転(D.C あんてん 舞台を真っ暗にすること。その間にセットを入れ替えたり、シーンが変ったりします。時間の経過を表現したりするのにも使います。CATS、マンマ・ミーア!では暗転はありません。明るいままの転換は「明転」と言います。
板付き いたつき 暗転あけに役者がすでに舞台に出ていること。幕が開くときに板(舞台)についている時も言います。逆は音付きや音先。
1ベル いちべる 開演5分前に鳴らすベルのこと(5分前じゃない時もありますが)。ロビーでくつろいでいるお客さんに席に座るように呼びかけるために鳴ります。ベルではなくアナウンスだけの時もあります。
ウェスト・エンド(WE) うぇすとえんど WEと略して表記されてたりもします。Shaftesbury AvenueCharing Cross Road界隈を中心とした、ロンドン中央部やや西寄りの地域のことですが、その近辺に軒を連ねる、商業演劇の劇場群も指します(ブロードウェイがそう呼ばれるのと同じ)。正式には、ロンドン演劇協会(The Society of London Theatre)に属する約50の劇場をもって「ウェスト・エンド」と称するらしいです。『CATS』『マンマ・ミーア!』『レ・ミゼラブル』などはウェスト・エンド発ミュージカルです。
SS/SSライト えすえす Stage spot。舞台袖より横から舞台を照らす照明。だいたい袖幕の裏側にあります。出はけの時にはひっかけたりぶつかったりしないように気をつけます。
MC(エムシー) えむしー 司会者またはコンサートなどの曲間のトークを言います。マスター・オブ・セレモニー(Master of Ceremonies)の略。
オーケストラ おーけすとら 単純にオーケストラも言いますが、ブロードウェイではOrchestra seat。1階席のことです。
おく 舞台の奥の方。
オケピ おけぴ オーケストラピット(Orchestra Pit)。同名のミュージカルで一躍有名になりました。(主に)舞台の下にある、オーケストラ用のボックス。四季では人数は少ないですが、フルオーケストラに近い状態だと舞台の前にががーんとプールのようなオケピができて、最前列に座っても舞台が遠い、なんてこともあります。
オビー賞 おびーしょう オフ、オフ・オフブロードウェイを対象にした賞。
オムニバス おむにばす いくつかの短編を1つのテーマでまとめた作品。コンタクトは「コンタクト(ふれあい)」というテーマで3つの小品が演じられているオムニバス形式の舞台です。
カーテンコール かーてんこーる 終演後に役者さんが行う舞台挨拶。カテコと略されたりします。アンコールは音楽系のこれです。
カキワリ かきわり 舞台上のセットの一つ。立体のものとは違って、背景などが絵になっていたり(木が立っているとかではなく)、客席から見たときだけ立体に見えるもの。横からみたらペらです。
楽屋 がくや 出演者および舞台関係者の控え室や支度をする部屋。何十人も入ることのできる部屋(大部屋)もありますし、個室もあります。鏡と水道は必須だと思うのです。発表会やダンス公演の場合、大鏡に向かって何人もメイクをするという気持の悪い光景が観られます。最悪の場合リハ室に押し込められたりします>それは特殊だ。
カゲコーラス かげこーらす テープによるカラオケではなく、舞台上に出ていない人による生のコーラス。『マンマ・ミーア!』では様々な場面でカゲコーラスがあり、パートに別れたブースもある。また、ライオンキング冒頭では、ロビーにモニターとマイクが置かれ、動物たちはそこで歌ってから舞台へ向かう。ウェストサイド物語では、サムホェアでソプラノ女声のカゲソロもある。
固め かため セリフや動き、振り付けなどを流れを見ながらいろいろと変えて練習してきた部分を、それで変えないようにしていくこと。
カタログミュージカル カタログミュージカル 既存のポップスやロックなどの音楽を使ったミュージカル。通常特定のミュージシャンや作曲家の曲を使う。一般的には「ジュークボックス・ミュージカル」とも言う。『マンマ・ミーア!(ABBA)』『ウィー・ウィル・ロック・ユー(QUEEN)』『ザ・ボーイ・フロム・オズ(Peter Allen)』など。
カットアウト かっとあうと 音や照明を突然切ること。徐々に消していくのは→フェードアウト。(⇔急に音や明かりを入れることはカットイン)。照明のカットアウトは「次はどうなるんだろう?」という疑問を残しながら終わるという演出にも使えます。また、音楽のカットアウトやカットインはストップモーションと組み合わせた効果に使われたりします。
上手 かみて 観客席から向かって舞台の右側を言う。日本では上座・下座と同じような扱い。そしてご挨拶はまず上手から。川の流れは川“上”からなので上手から下手に向かいます。人の流れは下手から上手が基本、と聞いたことがあります。英語ではstage left左側は下手(しもて))。
消えもの きえもの 小道具で、上演のたびに消えてなくなるもの。火薬など。これってお酒(のふりをした水)も入るのかな?
きっかけ きっかけ 合図の事。舞台に出ている役者(もしくはダンサー)の台詞、動作、振りをきっかけにしてスタッフが照明や音、曲出しなどのオペレーションをします。きっかけになっている台詞や動作を変えることは厳禁。CATSで例えれば靴シーンの後でのミストの手振り、2幕冒頭のカッサンドラのロンデ(ロン・ドゥ・ジャンプ。ロンは「丸い」、ジャンブは「足」の意。足で半円を描く動き)で曲が始まります。
客いじり きゃくいじり ことばそのまま、芝居中に役者が舞台上から、もしくは舞台を降りてお客さんと話したりコミュニケーションをとったりすること。例えばCATSのラム・タム・タガーナンバーや、OTCでお客さんが客席に上がってドラム缶を叩く、というのもありました。
客入れ きゃくいれ 会場の扉を開けてお客さんを会場内に入れること(⇔客出し)。
客電 きゃくでん ホールの客席の照明。舞台の照明と対比して使う。通常芝居の間暗くなっていますが、役者が舞台から客席へ降りていったり、演出によって明るくなったりもします。
キュー きゅー →きっかけへ
ゲネプロ/GP げねぷろ 本番前に行う最終リハーサルのこと。元はドイツ語。"General Probe"[ゲネラルプローベ]=「舞台稽古」の意。単に「ゲネ」と略したりもします。舞台装置・音響、照明・衣装・メイクなど本番と全く同じ形で最終的な確認をします。作品の総仕上げとして、ノンストップで本番とまったく同じ状態で行います。マスコミ公開をする場合もあります。
香盤 こうばん 舞台上の進行、出演者全員のそれぞれの役や出番を書き込んだ表のこと。(これに「ポージング」って書いてあったときには皆して「ぽぉじんぐぅ?」と首ひねったものです()/ホントにポーズだけだった)。役、出番などのことをそのままさす場合もあるようです。
柿落とし こけらおとし 新しく作られた劇場の初公演。最近では「海」でのマンマ・ミーア!、「自由」でのオンディーヌがそうです。単なる公演の初日のことではありません。
小屋 こや 劇場舞台小屋の事。小さな劇場とかをこう呼んだりします。単に劇場を小屋と呼ぶ場合もありますが
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桟敷・桟敷席 さじき・さじきせき 椅子のない席のこと。四季ではバルコニー席があります。
サス さす サスペンションライト。舞台上部につるしてあり、舞台面に水平に照明をあてるライトです。
三面舞台 さんめんぶたい 舞台と同じスペースが他に2つ取られている舞台を言います。上手と奧、下手と奥などが舞台と同じサイズ。舞台ごとそっくり入れ替えたりできます。上下奥で四面舞台。こちらはかなり気合入った劇場の大ホールとかじゃないとお目にかかれないです。日本初の四面舞台はアクトシティ浜松の大ホールです。
地明かり じあかり 基本的な照明。ボーダーライトを使う
シーリングライト しーりんぐらいと 客席の後方から舞台を照らすライトのこと。
仕込み しこみ 劇場に入り舞台装置、音響装置、照明装置等をセットアップすること。(バラシ)
下手 しもて 観客席から向かって舞台の左側を言う。(右側は上手(かみて))。
紗幕 しゃまく 向こう側が透けて見える紗でできた幕です。四季では使われることが非常に多いです。シルエットをうつしたり、夢の中のようにぼんやりさせたり、幕の向こうを暗転させ何も見えなくしたり、とライトの使い方によって様々な舞台効果が得られます。
ストップモーション すとっぷもーしょん 動きのない状態。ビデオの一時停止を押したように、動きの流れの中で不自然に止めることが多く、現実の中の非現実な存在や思考が登場する時(EX.夢から醒めた夢)や、急に生を得たように動き始める活き活きとした冒頭シーンなどに効果を発します。
ストレートプレイ すとれーとぷれい 通常歌を含まない、ミュージカルではない普通の演劇作品を指す。劇団四季は元々ストレートプレイの劇団から始まりました。
せり 舞台の床の一部を切り抜いて、役者や道具を上げたり下げたりする機構。プライドロックサイズもあれば、人一人分の小さい迫(スッポンとも言います)、上下二段になった迫台もあります。 深さも様々。昔は手動でしたが、今はコンピュータ制御で、舞台袖から無線などでスタンバイから声をかけて動かします。危険も伴うので、リハーサル時に何度も立ち位置を確認します。迫が下りていった先は→奈落(ならく)
千秋楽 せんしゅうらく 芝居・相撲などの興行の最後の日。千歳楽。四季では難しい「穐」の字を使います。楽日、あるいは単に楽と略したりもします。
センター センター 舞台の中心、という意味。時に「どセンター」と言ったりしますが、これは上下で真中で奥からつらまで真中の本当のセンター。ヘソ。
そで 舞台で、役者が出たりはけたりするところです。セットが置かれていたり、待機したり早替えスペースがあったりもします。袖幕があるので、実際に使えるスペースは狭いことが多いです。(大きい劇場ではそんなことはありませんが…)
袖幕 そでまく 舞台の袖を作るための布です。さわると当然揺れるため、出はけの時には絶対触らないのが鉄則です。 暗転での出はけのために袖幕の手前でライトを回したり、初めから赤いLEDがつけてあったりする場合もあります。
ソワレ そわれ 夜公演のこと。フランス語でsoire昼公演はマチネ/matinee
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タイトルロール たいとるろーる 演目名に役名が入っている役をタイトルロールと呼ぶ。(EX.ハムレット、李香蘭、アイーダ、エビータ)
立ち位置 たちいち そのまま「立っている位置」。演じる場所、踊り始めの位置などを指します。スポットやサスペンションライトの当たる位置だったりする時もあり、ずれないように番号*や袖幕、座席間の通路、非常灯のみえ方など、自分でわかるように目印を覚えます。暗転の板つきの場合はバミリがしてある場合があります。(*舞台の一番前にセンターが0とし、上手、下手へ1.2.3...と続いていくもの。立ち位置の確認に使いますが、正式名称は知らないです)
ダメ出し だめだし 本来の意味は、演出家が出演者、スタッフに、全てのいけなかったところ、注意点、修正点を話して伝える事。演出家本人じゃなくて他の人が伝えることももちろんあります。自主公演なんかだと、振り付け者や、他の出演者、スタッフが客観的に観た状態でダメ出しすることもあります。
調光室 ちょうこうしつ 照明の作業をするところ。ここにいてオペレーションしている人を「調光さん」と呼ぶこともありますが、それを「ちょうこさん」という人だと思い込んでた人もいましたが…(笑)
出ハケ ではけ 舞台に出たり、袖に入ったりすること。袖から舞台に出る事を「出る」、舞台上から袖に入る事を「ハケル」といいます。
転換 てんかん 大道具を入れ替えること。芝居中に舞台を暗くして転換することを暗転、明るいまますることを明転と言います。
動線 どうせん 舞台上で演技やダンスをしている最中に、場所の移動、はける時など、動きがある場合の軌道を言います。ひとつ間違うと衝突が起きたり、事故が起きたりするので必ず守らなければならないもののうちのひとつです。ばらばらに歩いて次の場所に移動しているように見えても、軌道と次の立ち位置に入る順番は何度もやりなおして、自然に見えて、かつ、ぶつからないようにするために何度も練習がされています。表の動線だけではなく、舞台をはけてからの移動にも動線(裏動線と呼ばれてたりします)もあります。着替える場所、移動する人の順番など細かく決まっています。
着到板 とうちゃくばん 楽屋の出入口にあり役者のがいるかどうかのわかるもの。出席板。名前を書いた板の裏表で示したり単に名前の前にをうったり。四季では赤白の両面で到着したら赤、のようです。
通し稽古 とおしげいこ 芝居の始めから最後まで基本的には止めずに練習をすること。全体の流れや出来を見たりします。
とちり席 とちりせき 全体も観えて、そこそこ近くて役者さんの表情も見える、という舞台を観るのに適した7〜9列の席を指します。元々は『い』から始まる歌舞伎座の席で一番見やすい席とされていた7〜9列目(『いろはにほへとちりぬるを…』)を指していたことから派生したことばです(失敗=とちりも見える席って洒落もあります)。
トニー賞 とにーしょう オン・ブロードウェイで1年間に上演された新作ミュージカルとストレートプレイの中から選ばれる賞。アカデミー賞、グラミー賞と並んで権威ある賞です。舞台人にとっては憧れ。
トライアウト とらいあうと できあがったミュージカル作品をブロードウェイですぐに上演を行うのではなく、地方で観客の反応を見ながら作品の手直しを行ったりする試験的な公演。時には曲や演出の大幅な変更、スタッフ、キャストなどの大幅な入替えがあります。2008年春に大阪で『TRIP OF LOVE』のトライアウト公演が行われました。現在では「ショーを仕上げるために行われる開幕前の公演」という位置づけで国内でもトライアウト公演を行う劇団や団体があります。通常より若干お安め。
緞帳 どんちょう 舞台、最前面に吊ってある巨大な厚い幕です。普通のホールでは刺繍が入っていたり絵が描いてあったり○○寄贈とか書いてあるあれです。すげぇ高価らしいです。客入れしてから幕の向こうでこそこそ作業しても大丈夫なくらい防音効果もあります。幕間に降りることはめったにありません。舞台から見ると「火気厳禁」とか書いてあったりします。
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奈落 ならく 舞台の下。地下室となっていて、回り舞台やせり出しの装置があり、通路にもなります。奈落から舞台上にいきなり出られる仕掛けの劇場もあるらしいです。LKで雌ライオンたちに狩られたガゼルはここに落ちて行きます。愛知県芸術劇場大ホールは中奈落4.5m、大奈落9m有効深さ13mでした。落っこちたら死ぬってば…(基本素人は乗せない!とのこと)
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場当たり ばあたり 本番前の舞台上で、自分の立ち位置、動きを確認すること。ソング&ダンスOTCの「リハーサル見学会」の時、大塚俊さんが「ホントは場当たり見学会なんですけどねー。『バアケン』じゃちょっとかっこ悪いのでリハ見って言ってます」とか言ってました(笑)
バトン ばとん 舞台、天井に吊ってある棒のことです。照明を吊ったり、道具を吊ったりします。時に人も飛んでいます。→フライング
花道 はなみち 客席の間を縫って舞台までつながっている道。または袖以外の所から舞台に出られるようになっている道のこと。ここから登場するとなんとなく気持いいです(笑)
バミリ ばみり 練習中、おおよその舞台を想定するために、又は本番の舞台で立ち位置や道具を置く位置をチェックする時などの時、床にはるビニールテープ。暗転などがある舞台の場合は蓄光テープ(暗闇で光ります)を使ってあったりします。あまりたくさんバミってあると、2階席から見たときに星空のような舞台になってしまいます(某四季外のミュージカルであった(笑))
早替え はやがえ そのまま、衣装を素早く替えることです。30秒早替えとか無茶をしたりするダンス公演(うちだ())もあります。基本的には超早替えの時は袖に部屋が作ってあって、その中で着替えます。場合によっては廊下が早替え用スペースになります。一人で着替える時もありますが、その時に出番のない出演者やスタッフが手伝うこともあります。餅つきの時の杵を持つ人と水を打つ人くらいの呼吸がいります(何)。ボディファンデーション一枚でぱぁんっと脱いだりしますので、知らない人が目撃しちゃうとすごいことになるだろうなぁ
バラシ ばらし 公演終了後に舞台装置、音響装置、照明装置等を片付けて撤去して、元どおりの状態にすることです。(仕込み)
バルコニー ばるこにー ブロードウェイの劇場における2階または階上席のこと。 四季劇場でも3階席をこう呼んでいる。Balcony。 
ピルエット ぴるえっと バレエの回転技の中でも基本中の基本です。つま先で立った脚を軸として、移動せず独楽のように回転する技法で、ピルエット・アン・デ・オール(左脚軸の場合、右周り)とアン・デ・ダン(左脚軸で左周り)があります。一回転(シングル)、二回転(ダブル)、三回転(トリプル)が多く使われます。某番組で坂本先生は五回転してましたね。
ピンスポ ぴんすぽ ピンスポットライト。投射された光の輪がはっきり円を描くスポットライト
ファルセット ふぁるせっと だいたいにおいて裏声を指しますが、本来は奧の深いことばのようです…。falsetto
フェードアウト ふぇーどあうと 音や照明を徐々に消していくこと。残像がゆっくり残るので、余韻のある演出になります。コーラスラインのラストはフェードアウトで終わっています。(⇔逆はフェードイン)。音楽の編集でフェードアウトとフェードインが重なって、一部音が一緒になっているような状態になるつなぎはクロスフェード(かなり余談)。
ブタ監(舞監) ぶたかん(ぶかん) 舞台監督さんを略してこういったりするのは一部なのでしょうか(笑)。舞台の責任者。
フライング ふらいんぐ 『ユタと不思議な仲間たち』に見るられるような、“空中を飛ぶ”舞台技巧。 「宙乗り」。またはその装置。ワイヤーで役者と舞台天井近くのバトンをつなぎ、宙を飛んでいるかのように動かします。非常に難しい技術なので、専門の業者もいます。ピーター・フォイ氏が1954年のミュージカル『ピーターパン』で、ワイヤーで浮くだけではなく演技として確立しました。
フレックス ふれっくす 足首を90度に曲げた状態。逆はポイント
ブロードウェイ ぶろーどうぇい NY・マンハッタンの通りの名ですが、一般的には39〜53丁目に集中している劇場街のことをしめします。一概にブロードウェイと言っても、オン、オフ、オフオフに区分されます。
ポアント ぽあんと バレエ用語。トゥシューズの先端で立つこと。トゥシューズのことを指すこともあります。トゥシューズは爪先立ちができるように爪先が硬く作ってあるシューズです。ポアントで踊るには、技術はもちろん筋力やバランスなど、そのための身体を作らなければならないので、初心者がいきなり履けるものではないらしいです。アンデルセンでマダム・ドーロが主張しているようなシューズを探してバレエダンサーさん達は東奔西走してるとかしてないとか…
ポイント ぽいんと 足首を伸ばしてつま先をピンと立てること。バレエやジャズダンスではポイントの形が足さばきの基本。慣れるまでは意識的にぐっと伸ばさないと、足首からつま先までは綺麗に伸びないので私は苦手です…場合によっては足がつったりします(ダメじゃん)。ポイントの足が綺麗だとすらっと見えて非常に優雅かつ綺麗。逆はフレックス。 (ロックダンスで、指先を伸ばして指すのもポイントって言ったような気が…) ちなみに爪先や足先で立つ、となるとポイントというよりルルベやポアント、ピケがあります→ルルベ
ボディファンデーション ぼでぃふぁんでーしょん 略してボディファンと言ったりします。肌色のダンス用下着と思っていただければ。水着のような形のものからトップスだけのものまでいろいろ。遠目にみると裸としか思えないので、見切れ席から早替えが見えたり、衣装が脱げたりした時は見ちゃった方がちょっとドキドキします(でも稀にホントに生の時もありますが…)。似たようなものにボディスーツ(下着ではない)もあります。オンディーヌのヴィーナスは基本ボディスーツを着ています。でも着てない人もいるらしい…
ホリゾント幕 ほりぞんとまく 大黒幕と同じく舞台の最背面に吊る。色は白。ローホリ、アッパーホリといっしょに使って多彩な色の背景が作れます。
ホワイエ ほわいえ 幕間にお茶などを飲みながら休憩する場所です。foyer。 
ぼん 回り舞台のこと。床を円形に切り自由に回転できるようにした物。CATSの舞台もこれになっている(はず)です。中華料理屋のテーブルのあれです(そうか?)。
本ベル ほんべる 本番開始直前に鳴らされるベルです。2ベル(にべる)ということもあると思います。夢醒めのカランカランはこちらでしょうか。
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幕間 まくあい 本当は「まくあい」だけど「まくま」と言ってたりもしますね…。劇場で一幕終わって、次の幕が開くまでの間のこと。休憩。
マチネ まちね 昼公演のこと。フランス語でmatinee。時折「マチソワ」ということばが出ますが、これは、マチネ・ソワレと続けて観劇することを指します。地方からの遠征ですと、ソワマチソワ(夜昼夜)、マチソワマチ(昼夜昼)などもあります。(夜公演はソワレ/soire
見切れ みきれ 観客席から舞台裏が見えること。また、本来、隠さなければならないものが客席から見えること。 …が、時々舞台の一部が隠れてしまって見えないような場合でも「見切れ」と言っている方もあります。ただし、席としては1階席の端(反対側の袖の中は見えるけれど、座席側の端はまったく見えない)や2階席後方(例えばLKならプライドロックの上は見えないけれど、ヌーの群れが見えすぎる、など)どちらも同じような位置であることが多いです。
見切れ席 みきれせき 見切れの席。稀に早替えとか袖待機の人が見えてしまったりしてちょっと興ざめします。舞台近く、上下の端の方の席がA席にだったりつぶしてあったりするのはそのためです。
メザニン めざにん ブロードウェイの劇場における中2階席のこと。Mezzanine
もぎる もぎる 入り口でチケットの半券を切ることを言います。もぎっている人を「モギリ」と呼んだりします。
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八百屋 やおや 舞台奥の床を高くして傾斜をつけた舞台を「八百屋舞台」と呼びます。CATSやマンマ・ミーア!はこれ。奥が高くなっているので客席から見やすいですが、踊るのはどうだろう…。ところでJCSまで傾斜が強いと八百屋舞台じゃないと、思うが(笑)どうだろう。
リノ/リノリウム リノ 舞台の床にひくマット。滑りにくく、ダンス、バレエの公演などでよく使います。タップダンスにも使いますが、あんまり好きじゃありません(音が鳴らないんだよーっ!!)。湿度が高いと粘り気が出ます。
リハーサル りはーさる 本番前の通し練習。メイクはしたりしなかったり。ゲネプロとは違い途中で止まることもあります。イベントの「リハーサル見学会」は正しくは場当たり見学会だと思います。→場当たり
ルルベ るるべ かかとを高く上げた形。土踏まずから持ち上げるよう意識し、床についた指先全体に体重がかかるよう乗ります。フランス語からきたバレエ用語ですが私の通うスタジオはそのまま全てのジャンルに使われます。基本的に爪先(というか指先)で立つ。トゥシューズの先端で立つのはポアント。→ポアント 爪先を突き刺すようにして立つのはピケ。ことば上の違いは微妙、やるのは……
わく ここでの場合は、劇団四季公式サイト内「キャストボックス」に載っているキャストの中でも、役名のない、アンサンブルでひとくくりになっている役柄に対して、上から1枠、2枠の順で番号をふっています。アンサンブル○番、という呼び方もあります。
ファンの間で有名なので言えば、LKでの男13枠(名古屋では12枠)と女性12枠は途中でセンターバレエを踊る、などです。

番外。

主にわかりにくいと思われる劇団四季演目名略語(アルファベットでの略)

ACL / コーラスライン (A CHORUS LINE)
AOL
 / アスペクツ・オブ・ラブ (Aspects of Love)ASPって略したのも観たことがある気がします…
BB / 美女と野獣(Beauty&Beast
CFY / クレイジー・フォー・ユー(Crazy For You)
JCS
 / ジーザス・クライスト・スーパースター
LK / ライオンキング
OTC / ソング&ダンス オーバー・ザ・センチュリー(Over the century)
WSS
 / ウェスト・サイド・ストーリー



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