劇中劇の主役「グロールタイガー」を誘惑する雌猫。マキャヴィティナンバーで犯罪者（悪者？）として名前を挙げられます。多分悪女の代名詞のように使われているのではと思わせるような役どころ。
演じているのはアスパラガスを紹介しているジェリーロラム。慈しむような目で歌っていた彼女が一転、グロールタイガーを陥れる悪女に変身して登場。チャーミングな笑顔とソプラノの歌声が特徴です。

見所（聴き所？）は登場シーン。ソプラノの澄んだ声が劇場に響き渡ります。グロールタイガーとのデュエットももちろん素敵です。
その後はグロールタイガーと二人のシーンでの、くるくる変わる細かな表情がとてもチャーミング。登場時間はとても短いのですが、非常に印象に残る猫です。
地方公演になってからは登場シーン用の小部屋ができました。

■木村花代（大/仙/東）
小悪魔なグリドルボーン。チャーミングな表情と妖艶な表情が入れ替わる。グロールタイガーには笑顔、振り向いたら冷たく醒めた表情とか、そんな悪女っぷりがいいです。ソノクイはかなりひっぱって歌います。（01〜）
■井上智恵（名/大/静/広/東）
表情がくるくる変わってめちゃチャーミング。でもすぅっと醒めた表情をしたりそんな悪女っぷりが素敵です。転がった時の足ばたばたがとてもかわいい。張りのあるソプラノ。（00〜）
■五東由衣（東）
サイアミーズ登場時、かばわれながら客席にはりきってピース！、ガスを残して去り際に、腰に手を当て「はっはっはっはー！」とひと笑いするなど、非常に男前、かつ観ていて楽しいグリドルボーン。歌は高い声でも柔らかく響いて気持ちいいです。（00名古屋で登板。07.11再登場）
■秋　夢子（東）
キツめ美人のグリドルボーン。表情は豊かで、反応がわかりやすい。思い切り良くひっくり返ったりして、みていて楽しいです。（04.11登場）
■谷内　愛（東）
小柄でチャーミングなグリドルボーン。わかりやすい演技をされると思うのですが・・・１度しか観れてないのでもう一度観たいです。声楽系ではないソノクイもけっこう好きです。（05.09登場）
■金平真弥（東）
毒気のちょっと薄めなグリドルボーン。基本に忠実な感じがしますが、これから変わっていくのかな？歌は聴きやすく、響きも気持ちいいです。（08.05登場）
■遠山さやか（東）
キツめ美人のグリドルボーン。身体を使って大きく表現されます。見た目秋さんに似た感じですが、歌声は円やかです。（06.4登場）
■村田恵理子（名/大/静）
困り顔に見えるジェリーロラム。大人っぽくちょっと落ち着いた感じもするグリドルボーン。スタンダードなのかも。（00〜03）